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海洋散骨、海洋葬のことが全部わかる

海洋散骨を北海道で行う場合について詳しく解説します

​海洋散骨は、火葬後の遺骨を粉末状にして海へ撒く葬送方法です。北海道では、太平洋、日本海、オホーツク海といった広大な海に囲まれており、美しい自然環境の中で散骨が可能です。特に、札幌・小樽・函館・釧路・稚内などの港から出航するプランがあり、選択肢も多様です。

今回は北海道で海洋散骨を行った場合について、詳しく解説します。

北海道での海洋散骨の特徴

大自然に囲まれた散骨が可能

  • 日本海、太平洋、オホーツク海など、広大な海域で散骨できる。

  • 雄大な自然に還るという考えに基づき、故人を偲ぶのに最適。

人口密集地から離れた静かな環境

  • 漁業が盛んな地域を避け、適切な海域で実施。

  • 都市部から離れた場所で行うことで、厳かな雰囲気の中で散骨できる。

アクセスしやすい港が多い

  • 札幌近郊(小樽・石狩)、函館、釧路、稚内など主要な港から出航可能。

  • 空港近くの港(新千歳空港→苫小牧、函館空港→函館港など)も利用しやすい。

冬季は要注意

  • 北海道の冬は海が荒れることが多いため、散骨できる時期が限られる。

  • 一般的に春〜秋(4月〜10月)が適した時期。

北海道での海洋散骨の実施エリア

小樽・石狩(日本海側)

  • 札幌からのアクセスが良好。

  • 穏やかな海域で、美しい夕日を望みながらの散骨が可能。

函館・室蘭・苫小牧(太平洋側)

  • 函館山や室蘭の地球岬周辺など、景観の良いエリアが多い。

  • 太平洋の広大な海に還ることができる。

釧路・根室(太平洋東部)

  • 自然豊かで、静かな環境。

  • 太平洋に面した広大な海で散骨ができる。

稚内・網走・知床(オホーツク海側)

  • 日本最北端の海域での散骨が可能。

  • 冬季は流氷が発生するため、散骨できる時期が限られる。

海洋散骨の流れ

 申し込み・打ち合わせ

  • 散骨業者と相談し、日程・出航場所・プランを決定。

  • 遺骨の粉骨(パウダー状への加工)が必要。

  • 乗船人数やセレモニーの内容(献花・献酒・読経など)を決める。

出航・散骨

  • 指定の港から船で沖合へ(通常30分〜1時間)。

  • 遺族や関係者が参加し、読経や献花を行う。

  • 遺骨を海に撒く(通常3〜5分程度)。

帰港・散骨証明書の受領

  • 船上で黙祷や記念撮影を行う。

  • 業者から「散骨証明書」が発行される。

費用相場

北海道での海洋散骨の費用は、プランによって異なります。

プラン費用相場特徴
個別散骨20万~40万円貸切船で家族や親しい人だけで実施。自由な演出が可能。
合同散骨5万~15万円他の遺族と合同で行う。費用が抑えられる。
代理散骨3万~10万円業者が代行。立ち会い不要。


別途、粉骨費用(1万~3万円)が必要な場合あり。

海洋散骨をする時のマナーや注意点

法律・ルールを守る

  • 海洋散骨は法律で禁止されていませんが、「節度をもって行う」ことが求められます。

  • 公共の場や漁場・航路付近では実施しない。

環境への配慮

  • 遺骨は必ず粉骨し、海に溶ける紙袋などを使用する。

  • プラスチック製の花や供物は避け、自然に還る素材を使う。

事前の親族間の合意

  • 散骨は元に戻せないため、家族間で十分に話し合うことが重要。

天候の影響を考慮

  • 北海道の海は、特に冬季に荒れやすいため、天候によっては延期になる可能性がある。

  • 風が強い日や波が高い日は、安全のため出航できないこともある。

北海道でのおすすめ散骨業者

北海道には多くの海洋散骨業者があり、評判の良い業者には以下のようなものがあります。

  • 北海道海洋メモリアル(札幌・小樽エリア)

  • 函館ブルーセレモニー(函館・室蘭・苫小牧エリア)

  • オホーツクメモリアルサービス(網走・稚内・知床エリア)

業者によってサービス内容が異なるため、公式サイトで詳細を確認するのがおすすめです。

まとめ

北海道での海洋散骨は、日本海・太平洋・オホーツク海といった広大な海域で実施でき、自然に還る美しい供養方法として人気があります。札幌・函館・釧路などの主要港からの出航が可能で、個別散骨・合同散骨・代理散骨など、希望に応じたプランを選べます。

ただし、天候の影響を受けやすいため、実施時期を慎重に検討し、家族と十分に話し合った上で故人を見送ることが大切です。